県立春日井看護専門学校卒業 18年目看護師 みなみ訪問看護ステーション勤務

若い頃の失敗談です。私の担当だった患者さまは喘息があり、高齢で一人暮らしでした。そのため、当時の婦長(現在は課長)から在宅へ帰るにあたって、部屋の掃除

をしてくるように言い渡されました。そのことがきっかけで、患者さまの生活を知りました

寒い季節はこたつの布団を山のように積むことで暖をとり、おかずはだしの入った味噌、しぴんで排尿して溜まったら1階の共同トイレに「ぜーぜー」しながら捨てに行く・・。私はその生活を知ってから心配で勤務の帰りの覗きに行くことが日課になりました

しかし、その方が外来を受診された時、「見張られている」と訴えられ、自分の行為がその方にとって非常にお節介であったことを知りました。私はすごくショック[:がく〜:]を受けたことを今でも忘れられません。
現在は、介護保険も確立されケアマネージャーや訪問看護師等が一人一人の価値観を大切にし、ニーズにあったケアを提供しています。特に最近は医療依存度の高い方や終末期でも在宅で過ごしたい方が増え、在宅医療は365日・24時間

、期待されていることを感じています。そして、患者さま、組合員との関わりの中で成長していることを感じ、失敗からの学びを大切にしていこうと思っています。